診療時間・科目

診療時間表

診療科目/耳鼻いんこう科
※ 土曜日の診療は9:00~13:00です
[休診]
木曜日・土曜午後・日曜祝日

診療方針

鼓膜所見

左耳が痛む2歳の男子が耳鼻科を受診した時のことです。
耳鼻科医は耳の中を見て『年齢は2才(スコア3点)、強い痛みで体温は37.8℃(3点)、鼓膜は真っ赤に充血し(4点)全体に膨らんでいるが(8点)膿は出ていない(0点)、合計スコア14点の急性中耳炎。』とガイドラインに沿ってカルテに記録しました。そしてセフジトレンという抗生剤を5日分処方します。
現在は色々な疾患にガイドラインと呼ばれる指針があり、中耳炎では鼓膜の状態を点数化して合計スコアごとに治療法が定められています。それらは普通の耳鼻科医には元々きわめて当たり前のことでした。しかしガイドラインは『当たり前の事』が『正しい事』である理由を膨大なデータから示してくれます。
当院は『当たり前のこと』をもう一度よく考え、納得できる正しい医療を目指しています。
一方、耳鼻科医は中耳炎のお子さんのノドやお鼻、咳の状態も診察し、その結果ガイドラインとは異なるアジスロマイシンというお薬を選ぶ事もあります。当院はガイドラインを尊重しつつも、臨機応変に個々の患者様に合った医療を提供してゆくことを、もうひとつの目標としています。

当院の特色

耳鼻咽喉科は、風邪や花粉症から聞こえやバランス感覚まで幅広い診療を行う科です。 “感覚器”の科として「五感」に関わる診療も耳鼻科の守備範囲です。
聴力検査は小さな検査ボックスではなく、空調を完備した防音室で聴力検査を行い、スピーカー音源を用いた補聴器検査にも対応しています。めまいの検査は、ビデオシステムを用い眼振記録をコンピュータ解析します。必要に応じて脳外科にもご紹介いたします。
一方、味覚・嗅覚のメカニズムの解明は聴覚などに比べるとまだ遅れていることが実情です。当院は味覚異常と嗅覚障害のガイドラインに基づいた診療を行いつつ、最新の研究発表の情報を集めてゆきます。

医療機器の一例

硬性鏡

硬性鏡

お耳の中やお鼻の中は硬性ファイバーを用いて丁寧に観察します。
器材を順次十分に消毒して使用するため5本の硬性ファイバーを保有しています。
普段見えないお耳やお鼻の中をお見せすることができます。
また従来、ネブライザーに使用する薬液はタンクに貯留して複数の患者様に使用することがありましたが、当院では一人ひとり新しい薬液を用い交差感染予防に努めます。


軟性ファイバー

軟性ファイバー

声枯れやノドの違和感の診察に軟性ファイバースコープを用います。
内視鏡ガイドラインに基づいた高度消毒は、ディスオーパ消毒薬を用い自動洗浄機で約30分かかります。
電子スコープを含め5本の軟性ファイバースコープを保有し臨機応変な診療を行います。
写真は正常な声帯の像です。


鼻汁細胞診とレーザー治療

鼻汁細胞診とレーザー治療

アレルギー性鼻炎の診察に迅速に対応できるよう院内で鼻汁の細胞診検査を行いアレルギーか感染症かの判定を行います。必要に応じてデジタルレントゲン撮影を行います。また、治療方針の選択肢として炭酸ガスレーザーメスでの治療も可能です。
写真は、鼻水に含まれるアレルギーの細胞です。


いびきと睡眠時無呼吸

いびきと睡眠時無呼吸

内視鏡検査と自宅持ち帰り検査を行う携帯型検査機器「アプネモニター」で、いびきの発生部位とその原因および重症度を判定します。
小児のアデノイドや扁桃腺肥大によるいびきも含め、1)放置して良いか、2)経過を診る必要があるか、3)減量やCPAPが必要か、4)手術療法が適切か、判定を行います。3)および4)のケースは専門医療期間にご紹介いたします。


ノドが赤いときの検査

ノドが赤いときの検査

耳鼻いんこう科は、明るい条件でノドの中をよく観察することができます。
特徴のある所見があれば、溶連菌抗原迅速検査、アデノウイルス抗原迅速検査、CRP迅速検査など15分程で結果が得られる院内検査を行います。
抗生剤を服用していただくかなど、適切な対応に務めます。
写真は典型的な溶連菌感染による扁桃炎です。